赤ワインが体(健康にいいけど毎日飲むのはアリ?体にいい理由と効果的な飲み方を解説

赤ワインが体(健康にいいけど毎日飲むのはアリ?体にいい理由と効果的な飲み方を解説

赤ワインが体にいい理由

皆さんは、1週間に何日くらいワインを飲んでいますか?毎日?
週1日は休肝日をつくって、週6日あるいは週末を中心に飲む派の人なら、週2~3日くらいかもしれませんね。

いろいろな種類のあるワインの中でも、赤ワインを飲むのは健康にいいという話を聞いたことがある人も多いと思います。

赤ワインには、動脈の老化を防いで、血圧をコントロールする効果があります。
さらに、消化酵素の分泌を促進する効果もあるので、内臓の働きが活発になります。その結果、便通も良くなって、ダイエット効果も期待できます。

今回は、そんな様々な効果があるとされる赤ワインが体にいい理由と、効果的な飲み方を解説します。

ポリフェノールが健康に恩恵をもたらす

ワイン第6次ブーム」って、聞いたことありますか?お酒を飲めるようになってからの年数が浅い、若い世代の人たちはきっとほとんど知らないでしょうね。(笑)

実は1997年~1998年にかけて、日本国内でのワイン出荷量がバブル期の2倍以上に増加するという、一大ワインブームが巻き起こりました。

きっかけとなったのは、とある論文で発表され「フレンチ・パラドックス」と呼ばれた、逆説的な事実。その論文には、フランス人の生活は他の国に比べて喫煙率が高く、バターや卵、肉料理をよく摂取しているのに、動脈硬化をはじめとした心臓疾患の罹患率が低いということが書かれていたのです。

そこで注目されたのが、フランス人は多くの人が赤ワインを飲むという習慣を持っているという点でした。

赤ワインには、ポリフェノールが多く含まれています。ポリフェノールとは、黒ブドウの果皮や種子に含まれる成分の総称で、アントシアニンやタンニン、カテキンなどもポリフェノールの一種です。ポリフェノールには多くの健康効果があるとされていますが、中でも代表的な効果として知られているのが、抗酸化作用を高める働き。

動物も植物も、紫外線をたくさん浴びたり、ストレスが続いたりすると、体内に活性酸素が作られます。その他にも、激しいスポーツや喫煙、レントゲン、加工食品など活性酸素が作られる要因はたくさんありますが、活性酸素が体内に溜まると、健康な細胞を傷つけて、やがて老化や病気を招きます。

ポリフェノールは、この活性酸素を体から取り除いてくれる、嬉しい働きを持っています。さらに、殺菌作用や疲労回復などの嬉しい効果もあります。

ちなみに、赤ワイン以外にも、チョコレートやブルーベリー、リンゴ、グレープフルーツ、緑茶なども、ポリフェノールを豊富に含んでいます。

赤ワインの効果的な飲み方

厚生労働省が推進している国民健康づくり運動「健康日本21」によると、1日に20グラム程度のアルコールであれば、節度のある適度な飲酒の目安になるとしています。ワインの場合は、グラス1杯(180ml)弱ほどとなります。

あくまでも目安なので、ひとつの参考として考えてくださいね。

飲むタイミングは、夕食時もしくは昼食時が良いとされています。赤ワインの香りにはリラックス効果があるので、就寝前に飲むのもおすすめです。

肝臓の負担を減らすためには、休肝日をつくることも大切です。肝臓だけでなく、胃や腸を休めるためにも、週に2日程度の休肝日をつくると良いと言われています。

ちなみに、「5日間続けて飲んで2日間休む」のではなく、「2~3日飲んだら1日は休肝日を挟む」方が、体への負担が少ないそうですよ。

またダイエットにも効果があるんだとか…↓

ワインは太るよりむしろダイエットに効果アリ!理由と効果的な飲み方をご紹介

ノンアルコールワインが特にオススメ!

休肝日をつくる大切さはわかるけれど、週2日もワインを飲めないのは寂しいという人には、「ノンアルコールワイン」がおすすめです。

通常のワインと同じようにブドウを発酵させて造られたワインから、アルコール分だけを取り除いた脱アルコール製法で造られる本格的なノンアルコールワインは、休肝日の寂しさを紛らわせてくれそう。ワインに近い風味を感じられるので、内臓をいたわりながらワイン気分を楽しむことができますよ。

ノンアルコールワインなら、ドライバーさんや妊娠・授乳中の人でも安心して飲めるので、お気に入りのものをいくつか知っていると、飲めない人に勧める時にも役立ちますね。

各ワインのアルコール度数については、以下の記事を読んでください。

【種類別】ワインのアルコール度数は何パーセント?度数が低いワインもご紹介します

まとめ

ワインは適度な量と頻度を守って飲めば、体に良いお酒です。ただし、飲みすぎは内臓に負担をかけるだけでなく、気づいた時には依存症になってしまっていた、なんていうこともあり得ます。

くれぐれも、健康的にワインを楽しみましょう。

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