ワインとチーズを絶妙に合わせる3つの法則
ワインと一緒に楽しむおつまみの定番といえば、やっぱりチーズ。
でも、チーズってたくさんの種類があるから、「どのチーズを選べば良いのか、難しくてよくわからな~い」と思っている人も多いんじゃないですか?
今回は、ワインとチーズのマリアージュの基本となる3つの法則を、わかりやすく説明します。ぜひ参考にしてくださいね。
ワインとチーズの産地を合わせる
ワインとチーズは、同じ産地で作られたものを選ぶのが基本。
特にフランスやイタリアをはじめとしたヨーロッパの各国では、それぞれの地域の風土に合ったチーズが作られています。同じ産地か近い地域のものを選ぶと相性が良いことが多く、大きくハズれることは少ないです。
もちろん、全然違う国や地域もワインとチーズでも、相性の良いものはたくさんあるけど、迷った時には同じ産地のものを選ぶのがおすすめ。
ワインとチーズの熟成度を合わせる
軽めのワインには、モッツァレラやリコッタ、マスカルポーネなどフレッシュで酸味のあるチーズがよく合いますよ。逆に、コンテやミモレットなど、熟成が進んだチーズには、軽いワインだと負けてしまうから、しっかりとした味わいとコクのある重めのワインを選ぶと良いですね。
ワインとチーズを味や風味などの特徴で合わせる
爽やかな酸味を感じる白ワインには、同じく酸味が特徴のフレッシュタイプのチーズと相性◎。
渋みが強い赤ワインやコクのある白ワインには、脂肪分が高いチーズや塩味の強いチーズがよく合いますよ。
この6種類のチーズに合うワイン
ワインの種類とチーズの種類をうまく選べるようになると、それぞれの味わいの良さがグンと引き立つから、さらに楽しみが広がります。
ここでは、チーズの種類別に、相性の良いワインを紹介していきますね。
フレッシュチーズ
フレッシュチーズは、熟成させないチーズで、なめらかな口当たりと、爽やかな酸味が特長。ほのかな甘みも感じられます。リコッタチーズ、モッツァレラ、マスカルポーネ、クリームチーズなどが代表的。
少し酸味のある辛口の白ワイン、スパークリングワインとの相性が◎。フルーティーなロゼワインと合わせるのもおすすめです。
青カビチーズ
青カビチーズは、香りと塩味が強く、濃厚な味わいが特徴。フランスのロックフォールやイタリアのゴルゴンゾーラが有名です。
はちみつをかけて食べるのが定番で、甘口の白ワインや貴腐ワイン、ポートワイン(酒精強化ワイン)と相性抜群。果実味が豊かでコクのある、ミディアムボディの赤ワインとも合わせやすいですよ。
白カビチーズ
白カビチーズは、表面が白カビで覆われたクリーミーな味わいのチーズ。表面に白カビを繁殖させて、熟成して作られます。カマンベール、ブリー・ド・モー、クロミエなどが代表的。クセが少なくマイルドな味わいなので、初心者にも食べやすいですよ。
コクがあって、ふくよかな味わいの白ワインと好相性。中でも特に、シャルドネがおすすめ。塩分が強めで熟成の進んだチーズなら、フルーティで渋みの少ないライトボディ~ミディアムボディの赤ワインともよく合います。
シェーブルチーズ
シェーブルとはフランス語で山羊のこと。山羊の乳を原料として作られた、特有の香りと酸味があって、少しクセのあるチーズです。ヴァランセ、プリニー・サン・ピエールなどが代表的で、やわらかくてホロホロと形が崩れやすいのも特徴ですね。
ソーヴィニヨン・ブランなど、酸味のあるすっきりした味わいの辛口の白ワインと相性抜群。
ウォッシュチーズ
ウォッシュチーズとは、表面を塩水やお酒(その土地のワインやブランデーなど)を使って、何度も洗いながら熟成させたチーズのこと。
エポワス、モンドール、マンステールなどが有名ですね。とにかく強烈な香りが特徴で、通好みの味わいと言えるんじゃないでしょうか。中身はとてもクリーミーで濃厚。
ブルゴーニュやボルドーなど、力強さのある赤ワインとよく合いますよ。 白ワインなら、コクのあるしっかりとした味わいのものを選ぶのがおすすめ。
ハードチーズ
ハードチーズは、熟成期間が長いから水分が少なく、とても硬くて濃厚な旨みがあるのが特徴です。コンテやパルミジャーノ、ミモレットなどが代表的ですね。
マイルドな味わいのものなら、ふくよかでコクのあるフルーティーな白ワインを合わせるのがおすすめ。旨味の強いタイプには、赤ワイン全般がよく合いますよ。
まとめ
チーズは本当にたくさんの種類があります。同じ種類のチーズでも、熟成具合によって味わいやワインとの相性も変わってくるんです。
いろいろ食べ比べながら、自分の好みに合った最強のマリアージュを見つけてくださいね。
チーズが決まったら、ワイン通販でお好みのワインを探しましょう!その際は、こちらの記事「編集部おすすめのワイン通販サイト」も参考にしてください。